こんばんは。
仕事ばかりで特にこだわっている趣味がない今日この頃。
年度末のバタバタがひと段落し、意外と休日をしっかり頂ける。
これまでも無駄な時間を過ごしている訳ではありませんが、趣味に時間を使いたいという想いも強くなってきました。ということで、今回、はじめるのは、コーヒー!COFFEE!
今回コーヒーに注目しましたが、キッカケとなるような強い動機はありません。
意外とブラックコーヒーを飲む機会が増え、そして、旨い、ということに気づいたことが一番の理由です。(昔は格好つけるために多少無理して飲んでいた、、個人の喫茶店なんかに入って。)
せっかくなので産地、豆の挽き方、ローストなど、このあたりの違いが分かるようになるまで飲みたいな、という心境に至りました。
お酒も好きなので日本酒、ウィスキー、ワインの違いが分かるようになる。これでも良かったのですが、お酒を趣味にすると予算が若干お高くなりますし、ステイホームで飲んだくれになるのを危惧したこともあり、余暇で手軽に飲めるコーヒーにしました。
まずはコーヒーについて情報収集。
私の中で世界一のコーヒーチェーン店といえばKomedaですが、世間的にはStarbucks。ネットでスタバのコーヒー情報を検索すると、やはり様々な豆の種類を扱っていました。違いを理解するためにはもってこいの場所です、さすがスタバ。
さらに調べると、ただドリップで飲むよりも、味が引き立つ抽出方法はPressということが分かりました。
Pressはコーヒーの美味しさを簡単に引き出すことができる抽出器具を使った淹れ方。
詳しくは書きませんが、
1 ビーカーくらいの大きさのポットに粗挽きの豆を入れて
2 お湯を入れる
3 蓋をしめ、4分間待つ
4 プランジャーを押し下げ
5 カップに注ぐ
とのこと。
何はともあれ、スタバに行って、「pressで」といえば何とかなりそうだと分かりました。
次に、コーヒーの味の感想を記録するためにメモ帳を買おうと思い至りました。
神社巡りが好きなのに頑なに御朱印帳を買わない私でしたが、メモをしないと覚えられなそうだと踏み、今回は形からしっかり入ることを決意。
良い感じのメモ帳についても調べてみました。
数あるメモ帳の中から私が気になったのはモレスキンとトラベラーズノート。
モレスキンはゴッホやヘミングウェイが愛用していたノートの後継を謳っています。根強いファンが多く、書きたいという想像力を掻き立てるメモ帳ということでした。
一方、トラベラーズノートは最近流行りだしたメイドインジャパンの革製のメモ帳。トラベラーズというように、持つと旅に出たくなるようなノートをコンセプトにしたカスタムの自由度の高さが魅力。
今回のコーヒー記録にマッチするメモ帳を想像した結果、直感的にトラベラーズノートだと感じました。カスタムの自由度の高さ。無造作にカバンに入れたときでもしっかりと形を保ってくれそうな丈夫さ。なによりコロナを経験し、外に出るという当たり前がいかに大切だったかを痛感しており、それがトラベラーズノートのコンセプトと私の想いがリンクしました。
トラベラーズノートに決定。
さて、トラベラーズノートはどこで買えるのでしょうか?
今日明日にはノートが手元に欲しいので、ネット注文は厳しい。
店舗は近くにあるのか調べると中目黒がヒットしました。
(よくよく調べるとSHOP自体は大きいショッピングモールなどに入っていますが、中目黒はトラベラーズファクトリーといって、日本に4店舗しかないお店でした。他は成田空港、東京駅、京都。旅の要所にある感じですね。面白い。)
本題のコーヒーについて書こうと思いましたが、もう少しメモ帳の話を続けます。
中目黒でトラベラーズノートを買ってそのまま近くのスタバに入る予定で行動開始。
三寒四温の小雨降る夕暮れ。中目黒駅を降りて西口から徒歩2分の距離。
車だと入れないような狭い小道の脇にお店がありました。
雨のせいか時間のせいか、お店は私と一人の女性客。店員さんが二人。
全体的に静謐な雰囲気。
革製品が醸し出す独特な品に包まれており、良い空間だ、と感じました。
駅近くの店舗ですので、こじんまりした広さですが、お洒落な小物が多く目移りしました。
事前に調べていたものの詳細は何も分からないので店員さんに相談し、見本品を比べながら説明してもらいました。
買い物は迷うタイプではないので、すぐに自分が気に入った青色パスポートサイズのスタートアップセットの購入を決定。サイズ感も自分がイメージしていたものとピッタリでした。
これを買えば、メモ帳としての機能は十分に果たせます。
追加のリフィルと連結バンドも購入しました。
今後、他の用途に使う場合やお洒落な機能を追加したくなっても、都度カスタムできるので、今回はこれだけを購入。
メモ帳を買い終わり、さて、いよいよコーヒーです。
かなり気持ちが高ぶってきましたが、興奮し過ぎてもいい結果には繋がらない。
一旦冷静になるために先に夕食を食べることにしました。
たまたま近くに綺麗なお蕎麦屋さんがあったので迷わずそちらに。
中目黒「空庵」さん。
中目黒駅から15mくらいでした。お客さんは多かったですが、待つことなく入れました。
メニュー見ると、魅力的な一品料理が多く、蕎麦も種類が豊富!
お酒を飲むつもりはなかったのですが、せっかく出会った良いお店。
一品料理とビール、えび天せいろを注文。
あくまでコーヒーがメイン、、と自分に言い聞かせている最中にビールが出てきました。
躊躇なく大きく一口のど越しを楽しむ。旨い。
つまみはまだか?と思った瞬間に簡単なお通しが出てきました。
グッジョブ!
お通しは「昆布の佃煮」。
蕎麦屋ではよく提供される出汁を取ったあとの昆布で作ったものでしょう。
佃煮の中に山椒の実が入っており、相性が良い。甘い醤油の味付けにピリッと効いた山椒が程よい。本命のつまみと蕎麦で出てくる前に飲み干し&食べつくしてしまいました。
その頃合いで「えび天せいろ」と「春キャベツとホタルイカのバター和え」が登場。
たまたまでしょうが、私が欲しいタイミングで全てのメニューが揃いました。
完璧な接客。あっぱれ!敬意を込めてビールをおかわり。(飲みたいだけ)
肝心のお味は、、良好!お値段以上!
コスパが良いかと言われると決してそうではありませんが、どの料理も特長があってバランスも良い!
蕎麦はコシがあり細い。蕎麦の香りも感じます。天ぷらもサクサク感がしっかりしており、うまし。つまみで頼んだ春キャベツとホタルイカのバター和えはそれぞれ旬の味が活かされていた。なによりもホタルイカの旨味、バター(ニンニク入り)の旨味、からすみ(削られていた)の旨味が幾層に重なり余韻が強かったです。良い仕事をしています。
東京は旨い蕎麦屋が多くて有り難いです。
しみじみ感じます。
そんなこんなで、脱線を続けましたが、最終目的地へ移動。
高架下にある蔦屋書店併設のスタバへ。
店内には若い方が多く賑やかですが、蔦屋が併設している店舗の特性上、喧騒は全くありませ。
少しレジ間で並び、いざ注文。注文初心者ですが、何となく小慣れてる風を出したいので、予習していた通り「ぷれすをお願いします」と言いました。店員さんから「どのお豆にしますか?」と聞かれ、一瞬訳わからんと言う表情をしたのが伝わったのか、豆リストを出してくれました。初心者なのはバレているでしょう。
最初なのでスタンダードなものにしようと思い「グアテマラ アンティグア」の「ミディアムロースト」にしました。
Pressは注文してから淹れるまで時間が掛かるので、席で待つスタイルです。
どんなコーヒーが来るのかワクワクしながら、先ほど購入したトラベラーズノートを開封。
濃いブルーの革手帳が現れ、思わず一礼してしまいました「これからよろしく」と。
既に使う前から気に入りました。
そしていよいよお待ちかねのコーヒー登場。
ノートを眺めたりしていたので、あっという間でしたが、5分以上は経過していたと思います。
まずは、薫りから。全集中!
癖がなく、ほど良い。脳と目が冴える。
お味は、、メニューに書いてあったのでバイアスがかかっているかもしれません、コクと酸味のバランスが良い。先にコクを感じ後から酸味が追ってくる、そして、それらが合わさって余韻が広がる。
目をつぶって飲み、感想をメモ。
どんなシチュエーションで飲みたいのか想像しながらです。
目覚めの良い土曜日のモーニング後、その日に遊びに行く予定を考えながらゆっくり飲みたい。EAGLESのPeaceful easy feelingを聴きながら。
そんなコーヒーです。
Pressならではなのか、最後の方は少し粉っぽくざらざらした感じがありましたが、特に気になりませんでした。量が多くないので、一杯を本当に楽しめるなと思いました。
これを継続してコーヒーの違いが分かる男になろうと思います。
先は長い。ゆるりと楽しんでいきます。
素敵なノートと一緒に美味しいコーヒーを見つける旅へ。
長文失礼。最後まで読んでいただきありがとうございます。
余談ですが、スタバの店員さんに言えば、コーヒーパスポートとシールを頂けます。パスポートで感想を記録できる仕様になっています!pressやってみたいし、感想をメモしたいという方は私のように手帳を買う必要はないので参考までに。
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