8月23日までのコロナの感染状況(日本)
このグラフからGoogleが各情報からアップデートしているもの
私が前回記事を書いたのが5月22日でした。その時と比べると1週間の平均感染者数が5337人→22786人(約4.3倍)になっております。
日本全国の感染者数と死亡者数
累計(8/23)
感染者数:約132万人 死亡者数:15681人 死亡率:約1.18%
参考(5/22)
感染者数:約71万人 死亡者数:12000人 死亡率:約1.68%
5月と比べると感染者は約1.8倍(デルタ株の感染力は約2倍といわれる)となっていますが、死亡者数はそこまで増加しておりませんので、死亡率は低下しています。(これは意外でした、医療現場が頑張って耐えてくれているのかもしれません。)
デルタ株の死亡率は決して低い訳ではありません。下図ではデルタ株の基本再生産数と致死率について示しています。
横軸の基本再生産数とは、感染力を表す指標。一人の感染者が何名の二次感染者を発生させるかを推定した値。デルタ株は水疱と同様の感染力がある。
縦軸は致死率%で示している。冒頭に示した日本の死亡率が1.18%なので概ね統計通り。
ちなみにデルタ株とは
インドから広がった変異ウィルス。インドでは当初イギリスで変異したアルファ株、カッパ株が流行していましたが、それらが変異しデルタ株になったと言われています。
なぜ変異するのかを調べてみると、ウィルスは人の体内において遺伝情報をコピーするときにコピーミスを起こすそうです。それが、マイナーチェンジの場合は変異種といっても高い感染力がある訳ではないそうですが、人の体内で変化を繰り返すことで、時にフルモデルチェンジした変異種が発生し、高い感染力をもったウィルスになってしまう、ということでした。
世界中に拡散し、あらゆる変化を続けている可能性がありますので、今後も変異種が発生する可能性はありそうです。
東京では8月上旬でPCRを実施した15079人のうち13428人(89.1%)がデルタ株でありました。
予防接種は感染拡大の抑止になるのか?
ワクチンの効果に関してはLancet誌の論文でファイザーのワクチンを2回接種するとデルタ株の感染抑制効果が79%としています。ただし、イスラエルの保健所では今年1月にワクチンを接種完了した人においては、ワクチン効果が16%にまで低下していたという報告がありました。これは客観的なデータが少ないので今後評価していく必要があるあると思いますが、これらをデータに基づき、イスラエルでは60最上の国民を対象に3回目接種が開始されたそうです。
私はモデルナを接種しました。
ご多分に漏れず2回目の接種の後に発熱とだるさが続いたので3回目が必要と言われても気乗りしない、、、
あと、俗人的な話でコロナウイルスの影響で製薬会社(特にアメリカ)の売上が伸びていると思います。ファンダメンタル的にはしばらく上昇と考えて良いと思います。(それも盛り込んでの現在の株価でしょうが、ウイルスとの戦いは続きそう)
なので、観光業、航空、鉄道、アパレル、デパートetc
苦境が続くと思います。
いい加減、マスクなしで自由に旅行したい。
とは、言うものの医療現場や保健所は最前線で緊張感が高く、終わりの見えない現場で戦ってくれています。そういった人たちに私たちができることは多くありませんが、皆様に感謝して感染拡大防止に努めたいと思います。
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