「スマホ脳」(新潮新書)アンデシュ・ハンセン|読書感想

一日一話

メディアでもよく取り上げられていたアンデシュ・ハンセンの「スマホ脳」を最近になって読みました。

最近、スマホばかり触っているという人は是非とも読んで欲しいと思う一冊です。

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内容を要約すると、

1 スマホは人間の本能的な欲求を刺激し続ける。

(カラフルな画面。使えば楽しいことが起こるという期待=ギャンブルと同じような中毒性。SNSによる過度な情報量。)

2 元来、刺激(ストレス)は生存に直結する刺激のみであった。

(野生動物と戦う。飢餓せずに生き残るために活動する。)

3 短期的なストレスに対応してきた人類にとって長期的にストレスが掛かっている状態が続いていることで現在多くの国で精神疾患が流行している

(スウェーデンでは大人9人に1人が抗うつ薬を処方されている)

4 スマホを手放す生活はできないが、危険性を理解し、デジタルデトックスが可能な運動を週間にする。

(ときにスマホから離れて生活することが良い。)

といった内容でした。

自分の生活を顧みるキッカケになりました。

パソコンやスマホを肌身離さず使っています。

仕事中もPCを使っていますし、オフの時間はスマホでyoutubeやらSNSを見て時間を無駄にしています。

寝る直前までスマホのブルーライトを見ているので、脳からドーパミンが出て睡眠の質が下がっていきます。

良くない、非常に良くない。

著書を読んで思いついたスマホのデメリット

スマホを触ると集中力が低下する

時間を無駄にする

猫背になる

猫背になることで呼吸しても肺に空気が送りにくい状態になる

運動がきつくなる

体温が下がる

体温が下がると免疫が低下する

脳に届く酸素が少ないと気分が落ち込む

睡眠の質が下がる

寝不足になる

脳の働きが悪くなる

仕事がうまくいかない

消極的になる

活動的でなくなる

体温が下がる(2回目)

以下略、悪循環に陥る

情報過多

ネガティブな情報は多くインプットされてしまう

気分が落ち込む

悪いところはたくさんありましたね。

(メリット:超便利。楽しい。)

複数回頻出したデメリットもありますが、その便利すぎる中毒性ゆえに悪循環に陥ってしまう可能性があります。スウェーデンの抗うつ薬の処方の話をしましたが、これはスウェーデンが特別ということではなく、世界中どこでも同じ状況であるといえます。

他人事ではなく、自ら顧みてスマホとの付き合い方を見直す必要があると思いました。

将来は実家の田舎に帰り、ガラケーを所持して暮らそうと思います(笑)

ちなみにiPhoneの生みの親スティーブジョブズやMicrosoftのビルゲイツは子供が小さいころスマホを買い与えなかったらしいです。彼らは自らが生み出したものの価値とその怖さをよく知っていたということでしょうね。

読書に慣れている人は1時間くらいでサラッと読めるボリュームです。

分厚い専門書ではないので読者が苦手な人でも楽しめると思います。以上です!

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